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7. 涼の女子力

Auteur: satomi
last update Dernière mise à jour: 2025-07-03 09:19:25

「ただいまー」

「「おかえりなさい」」

「なんかみんな傷物になってない?大丈夫?」

「お嬢が…強いっス」

「涼!お前は、手加減ってのも鍛錬だぞ?」

「手合わせでどんなもんなのか試したの!今日の昼ごはん何?」

「お好み焼き。おニューのホットプレートでガンガン焼きまくり。っと準備しなきゃ」

「光輝!昇はすっかり主夫だね」

「俺は助かってる。家はきれいになったし、飯はうまい」

「確かに昇の飯はうまいよ。しかも、強いから俺の鍛錬になる」

「光輝は昇に劣るのか?」

「そうだなぁ。昇の方が強いなぁ」

 光輝は遠い目で言った。

「ふーん、じゃ、今ここは昇が一番強くて、その後が光輝、私って続くわけだ」

「その後がなかなか続かないだろ?差が大きすぎる。まぁ、銃に頼ってるってのもあるんだろうけど、体術もできないとなぁ。そこで!涼があいつら、今傷物になってるやつらを鍛えてほしいんだ」

「おっけー。家でダラダラ過ごすより楽しそうだし。昇の料理はおいしいもんね」

――ああ、笑顔が昇と同じでいい感じだ‼

「昼ご飯準備できたぞー!ってホットプレートの準備くらいしろよ、涼!」

「え?私指名?ひどくない?」

「ひどくない、さぁ準備を急げ。温めたら油を塗れ!そのくらいはできるよな?」

「できると思う」

「子供のお手伝いレベルだぞ、さあ急げ。みんなが待っている」

「「お嬢ヤケドするといけないんで、俺やりますよ」」という声がそこかしこから上がり、涼もちょっとその気になりかける。

「甘やかしてはいけません!これはこいつの女子力を上げるのに必要なんです!」

「昇、出来た。…と思う」

 …心配だ。

「とりあえず焼こう!豚のばら肉からも油出るし、大丈夫だ!各々出来るよね?」

「「ウッス」」

 小声で昇は涼に言う。

「お前…女子力ここの皆さんより低くないか?」

「お嬢の分は俺が焼きます!」

「「俺が」」

「私はそんなに食べれないよ~」

「自分の分は自分で焼けよ~」昇が台所から言う。

「まだまだ作らないと足りなくなるな。男所帯だし。キャベツの千切り祭りだな。余ったら、夕飯のみそ汁にでも使おう」

 と、すっかり主夫的になっている。

「涼ー、長いもすりおろして。そんくらいできるよな?」

 昇は挑戦的に涼に言った。

「できるだろう」

「ぬめぬめするからなー。すりおろしすぎて、お前の手までおろし金にさらすなよ?」

「なぁ、
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